2011年4月 3日 (日)

ルゥーシー・リィーさん

今日は、もぐら工務店の本の中で唯一、
いつもリビングに飾ってあるとっておきの1冊をご紹介します。

20年前、日本ではじめて開催された 「 ルゥーシー・リィー展 」の図録を
三宅一生さん監修のもと復刻させた写真集です。

Lucie1

少し ルゥーシー・リィーさんをご紹介しましょう。

ルーシーさんは、20世紀を代表する陶芸家のひとり。

ウィーンに生まれ、戦争中の亡命によってイギリス人として半生を生きた彼女は、70年近く創作活動をおこないました。


Lucie2

イギリスへ移ってきた初めの頃は、巨匠バーナード・リーチの工房にいたこともあり、
リーチさんからも多くの刺激をうけたそうです。

ふたりが一緒の工房にいるなんて、それだけでもすごいですよね。


その後、ハンス・コパーと出会い、ふたりは長い間、
パートナーとしてたくさんの作品をつくったそうです。

すてきな出会いです。

Lucie3

ルーシーさんの陶器は、きれいな釉薬が特長で、
シンプルな形がその魅力をひきたてます。

ターコイズブルーや淡いピンク色が、今見ても新しく、心底ステキです。


Lucie5_2
こちらのちらしは、昨年から開催されている、ルーシーさんの巡回展のもの。

私たちも 昨年の夏、益子陶芸美術館へ行ってきました。
今も心に残る展示です。

いつかわが社にも1点ほしいな。切に願います。

Lucie4
さいごに

ルーシーさんご自身の写真です。かわいい方ですね。

おうちや工房には親しい方が訪れることも多く、工房に泊り客があふれることもあったそうです。やさしい雰囲気からもつたわりますね。



↓ 表紙を見るだけでもぐっとくるルーシーさんの作品。

ルゥーシー・リィー 現代イギリス陶芸家



うつわ


Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち





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2011年2月20日 (日)

TRUCK WORKS

前回のお話の続き。

TRUCK FURNITUREさんのカタログ ”TRUCK WORKS 3” をご紹介します。

Dsc00957

このカタログは、ふでばこ社長が友人から誕生日にいただいたプレゼントです。

5~6年前にいただいて以降、すっかりインテリアの趣味が変わってしまったほどの
「衝撃」を受けてしまいました。

Dsc00942_2

家具のすばらしさはもちろんのことですが、家具を中心に創りだす空気感が秀逸であります。

ハワイかどこかの古い家を借りて、家具を持ち込んでの撮影。

・・ かと思いきや、以前お住まいだった家での撮影とのこと。
古いビルを借り、自ら手を加えて内装を仕上げたそうです。

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家具を製作するのはご主人。
このカタログの写真は全て奥様が撮影したものだそうで。

家具を 「作る」ことと 「魅せる」こと。

それらを見事に両立させているのです。 さすが、浪花のアキンド!

Dsc00941


↓今回ご紹介したカタログです。
 写真たっぷりで充実した内容です。  

 Truck works This is the one:nothing but truck 3 57 sorts of furniture









↓TRUCKさんの馴れ初め。

家具をつくる、店をつくる。そんな毎日。 -MAKING TRUCK-




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2011年2月 4日 (金)

ku:nel さん

住まいの中心とは、ドコなのでしょうか。 

ダラダラくつろぐ居間? ガツガツ食事をする食堂? グッスリ眠る寝室?

わが社では、 「テキパキ調理をする台所」 こそが家の中心であると考えております。

近ごろの住宅では、台所から家じゅうが見渡せるようにプランするのが当たり前なほど
台所は家事の中心としてだけではなく、コミュニケーションの中心なのです。

それと同時に、その人の ”性格” や ”色” が如実に現れる場所でもあります。



そんなわが社の台所の教則本は、

ku:nel 2007年5月号 ”料理上手の台所”

たまたま購入したこの号では、各方面で活躍するフードコーディネーターやスタイリストの
方々の”素”のまんまの台所を紹介しておりました。

どの事例も、その人の味があってすばらしい!
 

Dsc00760

中でも、気に入ってしょうがないのが、ホルトハウスさんのこの写真。

何気なく干してあるのは古いダンスクの食器。 
そして下に敷いているのは、なんとバスマット! いくらでも水気を吸いそうですね。

写真の空気感もやんわりしてて、タマリマセン。

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皆様ご存知の通り、ku:nelさんは創刊されて7年くらい経つ人気雑誌です。

3月号もおもしろい特集ですよ。

ku:nel (クウネル) 2011年 03月号 [雑誌]

↓今回紹介した2007年5月号は、Amazonでバックナンバーとして購入できます。
 
 しかも、”料理上手の台所”とゆう本も出ております。

ずらり 料理上手の台所 (クウネルの本)

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2011年1月17日 (月)

中村好文さん

今回は 「本」 のご紹介

・・というよりは 「建築家」 のご紹介でありましょうか。
わが社の家づくりにおいて、最も参考にさせて頂いている建築家です。

 中村 好文 さん

普遍的な、自然の素材を使った、普段着のような住宅。

でもそれが決して野暮ったくないのです。
とても”凛”とした空気感があるのです。


好文さんは、建築設計だけではなく家具製作も学び、吉村順三氏の家具アシスタントとして遣えておりました。

家具に精通しているからでしょうか、ディテールの収まり方や、内装における木材の使い方がお見事! なのであります。

そんな好文さんの初めての作品集が昨年出ました。
もちろん私も即購入。 それ以降わが社のバイブルとして、基準書として、大変重宝しております。

Yoshifumi_3

好文さんは文章を書かせても天才です。
軽快で言い回しがとても面白く、読んでいてニヤニヤしてしまいます。

Yoshifumi22_2 

↑そうなのです。やはり住宅は 「普通でちょうどいい。」 のです。

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↑こちらの写真の家具は、長野県安曇野を訪れた際、ちひろ美術館内のこどもの部屋においてあった子供用の椅子です。

これも中村好文さんがデザインしたものです。 ホッコリしててかわいいですね。

いつの日か、実際の住宅作品を見に行きたい。。。

中村好文 普通の住宅、普通の別荘 Book 中村好文 普通の住宅、普通の別荘

著者:中村 好文
販売元:TOTO出版

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住宅巡礼・ふたたび Book 住宅巡礼・ふたたび

著者:中村 好文
販売元:筑摩書房

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住宅巡礼 Book 住宅巡礼

著者:中村 好文
販売元:新潮社

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